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マット運動に多い腰痛

マット運動では、体を反ったり、捻ったりすることが多く、体の柔軟性を求められる競技なので腰を痛めることが多いです。

体づくりの場面でも、強くストレッチをしている姿がよく見られます。

病態として「腰椎分離症」という病気になりやすいです。

背骨(脊椎)は上から順番に曲がっていきます。

よって、腰椎の動きだけでなく胸椎・頸椎の動きも影響する事が多いです。

宙返り動作による腰痛メカニズム

宙返り動作には体を大きく反る動作が含まれます。

この時、腰に負担がかかります。

原因として

  • 股関節の後方への動きの硬さ
    股関節が硬いと腰でかばってしまうため負担がかかります。
  • 股関節前面の筋肉(腸腰筋)の短縮・こわばり
    この筋肉にこわばりがあると結果的に①の原理で腰に負担がかかります。
  • 背骨(腰椎・胸椎)の反る動きの硬さ
    背骨の動きが硬いと腰へ負荷が分散されずに、腰のみに大きな負担がかかります。
  • 背筋(多裂筋・脊柱起立筋)の短縮・こわばり
    背筋にこわばりがあると常に背骨が反った状態にあるため、宙返り動作で、さらに腰が反りかえり、腰に負担がかかります。
  • 肩甲骨周りの関節の硬さ(肩鎖関節・胸鎖関節・胸肋関節・肩甲上腕関節・肋椎関節)
    宙返りの際、肩甲骨も一緒に動きます。
    この肩甲骨がうまく動かないと腰でかばうようになり、腰に負担がかかります。
  • 肩甲骨周りの筋肉の短縮・こわばり(広背筋・大円筋・大胸筋・上腕三頭筋)
    これらの筋肉がこわばると腰に負担がかかります。
  • 腹筋群(腹横筋・腹直筋・腹斜筋)の筋力低下
    腹筋群は腰を過度に反るのを防ぐ作用がありますが、この筋力が低下していると腰に負担がかかります。

旋回動作による腰痛メカニズム

旋回時には、急激に腰を捻る動作が加わります。

ポイントは「腰が過度に捻る」です。

ひどくなると「腰椎分離症」なってしまうこともあります。

原因として、

  1. 股関節の捻り(内旋・外旋)の動きの硬さ
    大きく体を捻る時、股関節の動きで分散できないと腰に負担がかかります。
  2. お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)の短縮・こわばり
    この筋肉にこわばりがあると、結果的に腰に負担がかかります。
  3. 背骨(腰椎・胸椎)の捻る動きの硬さ
    背骨の動きが硬いと負荷が分散されずに、腰のみに大きな負担がかかります。
  4. 背筋(多裂筋・脊柱起立筋)の短縮・こわばり
    背筋にこわばりがあり、さらに左右に差があると、常にどちらかの捻った状態にあるため、旋回時にさらに腰が捻られて負担がかかります。
  5. 肩甲骨周りの関節の硬さ(肩鎖関節・胸鎖関節・胸肋関節・肩甲上腕関節・肋椎関節)
    上体を捻る際、肩甲骨も一緒に動きます。
    この肩甲骨がうまく動かないと腰でかばうようになり、腰に負担がかかります。
  6. 肩甲骨周りの筋肉の短縮・こわばり(小胸筋・大胸筋・烏口腕筋・三角筋前部線維)
    これらの筋肉がこわばると、腰に負担がかかります。
  7. 腹筋群(腹横筋・腹直筋・腹斜筋)の筋力低下
    腹筋群の中でも、特に腹斜筋の筋肉は体を捻る動作に作用しますが、この筋力が低下していると過度に捻る方向を制御することができず、腰に負担がかかります。

体の機能が部分的に改善しても動作が悪いことがあります。

当院ではこれらの原因を取り除き、マット運動に関する動作を確認し、修正を行います。

当院の腰痛の整体

スポーツによる腰痛になる前に、当院の腰部の調整がおススメです。

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